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学生時代から現在に至るまで多くのスタッフ、お客様に愛されている松尾コーチに話を聞いてみました。


インタビュー回答者:松尾 智彌コーチ

30歳/神奈川県横浜市出身/硬式テニス歴21年、コーチ歴10年


―—GODAIで約10年間勤務されてきましたが、職場の雰囲気はどのように感じていますか?

松尾/体育会的なイメージがありますが、堅い上下関係はあまりなく、相談しやすい環境があると感じています。先輩たちが後輩想いで、積極的に声をかけてくれるのは本当に居心地がよいですし、コミュニケーションが取りやすいです。先輩たちから声をかけてくれるからこそ、信頼関係も構築しやすい文化があると思います。公休日には一緒にテニスをしたり、温泉に行ったり、団体戦に出場したり…。正社員が少ないスクールだと、業務以外でコミュニケーションを取れないことが多いですが、当スクールは正社員が多いからこそ、メイン業務以外のところでコミュニケーションが取りやすい=仲が深まりやすい特徴があると思います。

―—これまでの業務の中で、印象に残っている取り組みを教えてください。

松尾/日々、レッスン業務、試合イベントの企画運営、プライベートキャンプの補佐、コーチが着用するユニフォームの管理業務に取り組んでいますが、年1回開催される「白楽フェスタ」の統括を任されたことがとても印象に残っています。この白楽フェスタは毎年恒例のお客様還元イベントで、テニスのイベントだけではなく、コーチ主導で焼きそばや焼き鳥などの屋台を出店し、お客様から熱狂的な支持を受けています。当日は大変多くの方が来場され、地域のお祭りとして認知されています。

上司である支配人から「受け身じゃなく、自分から発信して先輩たちと一緒に取り組んでほしい」とリーダーシップの発揮を期待されましたが、先輩方の手厚いサポートがなければ、無事イベントを終えることができなかったと思います。今回の反省点として、イベントの広報が遅れたことを悔やんでいます。各プログラムの担当者とのすり合わせが滞ってしまい、近隣小学校へのチラシの配布やポスター掲示が出遅れてしまいました。

今後、統括業務を任される機会があった際は、各担当者が抱えている業務量、担当者同士の関係性など、業務に取り巻く不安要素を考慮した上で、スケジュール管理していく必要があると勉強になった取り組みでした。

―—キッズ及びジュニアのレッスンを多く担当されている松尾コーチですが、グループレッスンで大切にしていることは何ですか?

球数を増やすことです。当たり前ですが、テニスは打たないとつまらないです。どのようなきっかけであれ、子どもたちはテニスを習いにきているので、1回のレッスンでは、より多く打たせることを心がけています。キッズとジュニアのレッスンはメニューが単調になりやすく、子どもたちもすぐ飽きてしまいます。上達してくるとゲーム練習が一番楽しく感じてきますが、テニスをより長く続けていただくためには、相手のコートにボールを返す技術を身に着けるまでが一番大事かもしれません。レッスンテーマを細かく刻み、子どものヒッティングする場所や位置を変え、一つ一つのドリルにもゲーム性を持たせながら常に新しい刺激を提供することを意識しています。

―—キッズ及びジュニアのレッスンで印象に残っているエピソードを教えてください。

レッスンの生徒として当時小学4年生のAくんがいました。運動神経がよく、上達するのが比較的早い子だったのですが、球出し練習でわざとホームランを打ったり、狙って打ってほしいところとは全然違うところに打ったりと、ちょっと甘えん坊な子です。実力は十分にあり、一つ上のクラスへの移動を考えていましたが、テニス以外の人間力の成長を期待し、クラス移動を保留にしていました。その傍ら、あとから入ってきたお友達が、Aくんより早く一つの上のクラスに移動した際、Aくんが私のところに来て「なんで僕より、あの子のほうが先に隣のコートに移動したの?」と聞いてきました。Aくんよりも●●くんのほうがちゃんと練習に取り組んでいたからだよとお伝えしたら、非常に悔しい表情を浮かべていました。そして、気づいたらAくんのみのクラスとなってしまい、現在は日々プライベートレッスンを行っています。偶然の産物ですが、1対1になったおかげか、Aくんが今までみたいにふざけられなくなり、今ではまじめに取り組んでいます。「コーチが教えたフォームで正しく打てれば、来期から一つ上のクラスへ移動できるよ」と伝えたら、最近では今まで以上に良い球を打つようになりました!

今思うとAくんの性格上、グループレッスンに向いていなかったのかなと感じています。たまたま周りのお友達が一つの上のクラスに移動し、プライベートレッスンを実施する形になったので、Aくんが素直にレッスンに向き合ってくれたと思います。周りにお友達がいたら、レッスン中の悪ふざけは続いていたかもしれません。今後は今まで以上に一人ひとりの性格に注目して、今担当しているクラスの最適なグループレッスンの形とは何かを探し続けたいと思った出来事でした。

―—ジュニアの育成クラスにも興味を持っている松尾コーチですが、もし担当することになった際はどのようなところを意識して取り組んでいきたいですか?

現在、高校生のときの恩師がジュニア育成に携わっていますが、その恩師から「その子がどこを目標にしているのかで指導方針が変わる」と言われたことがあります。なんとなくプロにあこがれを持っているのか。なんとなく世界を目指しているのか。最終的に本人のやる気次第だとは思いますが、目標をしっかり具体化させるコーチになりたいとは考えていました。長くテニスに携わっていただきつつ、テニスを通じて世界で活躍できる人間性を鍛えたいです。たとえ、どのような道に進んだとしても、その子が大人になったときに「松尾コーチに教えてもらったこと、今でもなんとなく覚えているな」ぐらい、ちょっと記憶に残っていて、その子の人生がちょっと前向きになれるコーチングを実施できたらいいなと思います!

松尾コーチとはアルバイト時代からの付き合いになりますが、松尾コーチの裏表のない人柄は、老若男女問わず、幅広い世代の人たちから本当に愛されていると感じています。そして、持ち前の穏やかな笑顔は、多くの人を引き寄せ、役職や立場の垣根を超えたコミュニケーションの場を生み出す力があります。近い将来、GODAIのシナプスとしてお客様とスタッフ、子どもとテニス業界の架け橋となる存在になるはずです。(記事作成者_坂口)

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