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小~中学校の野球部の活動が自分が想像していたより楽しめず、高校から硬式テニスにシフト。テニス部に入部後、部活動の楽しさに気づいた藤井コーチ。勉強は苦手だけど、テニス指導の世界に飛び込んだ話を聞いてみました。


インタビュー回答者:藤井 晴木コーチ

26歳/山口県岩国市出身/硬式テニス歴11年/アルバイトコーチ歴8年/社員コーチ歴2ヶ月

___昔から部活動指導員のお仕事には興味があったのですか?

藤井:本当は学校の先生になりたいと思っていましたが、勉強が苦手でして(笑)。でも、好きなテニスだったらアドバイスできる自信がありましたので、そこから指導員の仕事に興味を持ち始めました。

GODAIスポーツアカデミーでテニスコーチの基礎を学んだあと、コーチとして活動しながら、世田谷区にある高校の硬式テニス部の指導員としてお手伝いする話をいただきました。それと同時に、自分が担当する学生の保護者様に安心していただくため「部活動指導員養成講習」を受講しました。この講習を通して、パワハラやコンプライアンスなどの現場に必要とされる基礎知識を身につけました。

高校の指導員として約4年勤務しました。私主導で練習メニューを作り、そのメニューを学生に取り組んでいただきつつ、様々な外部の大会にも出場していただきました。自分の力だけではありませんが、少しずつ良い戦績が出てくると、本当にやっててよかったなと思えました。

___練習メニュー作りは、責任重大ではなかったですか?

藤井:そう感じていましたが、自分が提供した練習メニューを学生たちが楽しそうに取り組んでいる姿を見て、やりがいを感じていました。練習メニューは、基本的に運動量をしっかり出しつつ、対戦相手がいるゲーム要素が入ったメニューの場合には、どうすれば相手からポイントが取れるかを学生に考える機会を提供していました。例えば、2対2のピンポンサークルというドリルで、ボールを打った人が抜けて、一人ずつ交互に打つドリルがあります。このドリルに『ライフポイントが無くなると負け』というゲーム性を持たせることによって、どうやったら勝てるのかを自分たちで戦略を考えていただきました。

一方、「今日この練習メニューやるよ!」って学生たちに伝えたら、全員が前のめりになるわけではなく、一部の学生は「めんどくさい」という反応もありました。そういう学生もいるからこそ、伝え方や一緒にやろうという雰囲気づくりが大切になってきます。その当時、たまたまスポ根漫画をたくさん読んでいて、バレーボールを題材にした『 ハイキュー!! 』で使われたカッコイイ言葉や、高校野球を題材にした『 ダイヤのA 』の監督が使われた言葉を引用して話したりすると、意外にまじめに話を聞いてくれたりして、あながち二次元だけではなく、現実でも通用するんだと思えたことが印象に残っています。

___これまでの部活動指導員のお仕事を通して、学んだことを教えてください。

藤井:本当にいろんな学生がいるからこそ、やはりコミュニケーションが大切だと思いました。

私から話しかけると、ほとんどの学生はそれに返してくれますが、こちらの声かけに答えてくれない学生もいます。その学生にはテニスの話を一切せず、プライベートな話(学校、勉強など)から声をかけて様子を見ます。レッスン中のコミュニケーションでは、あえて大きなリアクションを取ったり、わざと負けてみたりと、ちょっと自分の弱い部分を学生に見せることによって、学生たちとの距離を縮めることができたと思います。そして、学生が自分のことを茶化してくれるような関係になったら、ある程度心を許してくれたと感じています。レッスン中はコーチとして真面目に振る舞いますが、レッスン外は友達のような距離感でコミュニケーションを取るように心がけ、信頼関係の構築に努めていました。

こういった経験もあり、コミュニケーションは得意と自負しています。最近だと、一人でジムに行って年配の方としゃべって仲良くなって帰ったのが記憶に新しいです。正直、どこでも友達を作れる自信があります(笑)。このスキルを活かせるテニスコーチという仕事は、自分に向いているかもしれません。

___指導員に興味を持っている方にアドバイスを送るとしたら、どのようなアドバイスを送りますか?

藤井:気持ちを入れすぎない、テニスに対して過剰な期待を持たないようにしてほしいです。

部活動指導員として活動し始めた頃、自分に携わる学生を全国大会に出場させるという熱い想いを持って取り組んでいましたが、ほとんどの学生がそういう気持ちを持っていません。特に自分が携わった高校が進学校なので、勉強を頑張って良い大学に入ることが多くの学生の目標です。

テニスレベルを高めて強くさせるという部分に入り込んでしまうと、視野が狭くなります。また、コーチがいないときに、ちゃんとトレーニングに取り組んでいるかと言われたら絶対そういうわけではありません。テニスに対する熱量という部分でも、いろんな学生がいることを知ってほしいですし、忘れないでほしいです。

___この指導員の経験を活かして、将来はどのようなコーチを目指したいですか?

藤井:全ての世代に愛されるコーチになりたいです。

今、GODAI白楽支店では午前中のご年配の方を相手することが多く、お客様は毎週楽しく通っていただき、自分の中ではしっかりコミュニケーションも取れていると感じています。一方、30代・40代ぐらいのテニスが強くなりたいという方のニーズに応えられていません。今後、そういった方のニーズにも応えられるよう、矯正力とフォーメーションの指導が今一番の課題です。

そして、次にチャレンジしたいのは自分の理想としているものに近づけるコーチをたくさん育てたいです。まだまだ、自身がコーチとして未熟ですが、教育者として40歳ぐらいにヘッドコーチになりたいと考えています。お客様だけではなく、社員からも藤井コーチに教えてもらってよかったと言っていただけるコーチになりたいです。


相手の懐に入るコミュニケーションという強みを活かし、部活動(テニス)の楽しさを伝えている藤井コーチ。自身が学生時代の部活動で苦い思い出もあったからこそ、本当に楽しんでもらいたいという想いで活動されていると思います。今後、GODAI白楽支店のテニスコーチとして、さらに多くのテニス友達ができてほしいです。

(記事作成者:坂口)

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