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GODAI亀戸の専属テニスコーチでありながら、クリエイティブ担当として活躍中の山本コーチ。公私ともに、様々な活動に取り組まれている想いについて聞いてみました。


インタビュー回答者:山本 太輝コーチ

24歳/東京都江東区出身/硬式テニス歴11年、コーチ歴6年


___レッスン以外に、動画の撮影や編集業務にも積極的に取り組まれていますが、何かきっかけがあったのでしょうか?

山本:テニス業界で著名人が会社を設立し、SNS上で積極的に情報発信されている姿を見て、自分たちもSNS上で発信しなければ、取り残されてしまうのではないかと思ったのがきっかけです。

先輩コーチと一緒に、まずはGODAI亀戸のInstagramのフォロワー数を5,000名まで増やす目標を掲げ、動画撮影がスタートしました。同業他社のスクールを調べて5,000名を目標に設定しましたが、現在のフォロワー数は2,777名(6/10取材当時)。実際に取り組んでみると、想像以上に大変で、フォロワー数5,000名を超えるハードルの高さに気づきました。

手始めに、コーチたちのショット動画や試合の良いショットを切り抜いた動画など、様々なジャンルの動画を撮影し配信しました。その動画の中で、初めて再生回数が1万越えしたのが先輩コーチのサーブ&ボレーをされている姿を後ろから撮った動画です。なぜ、再生回数が1万を超えたのかを自分たちなりに分析した結果、以下の要素が複合的に交わって効果を発揮したと感じました。

  • 撮影場所のコートに何もなく、雑音がないまっさらな状態で撮影できた
  • 撮影者が演者の動きと併せて撮影することによって、臨場感が生まれた
  • 時代に合わせた最適な動画の短さだった
  • 演者と動画の内容にインパクトがあった

この成功体験を活かし、ショット動画を中心に撮影を続けた結果、男子ダブルスのフォーメーション動画の再生回数が初めて20万越えという快挙を達成しました。正直、とても驚いています!

実は撮影と編集作業は、中学時代に触れたことがありました。その当時、ヒカキンブームの波に乗り、友達と一緒になってゲーム実況を配信したこともあります。その他、商品紹介・検証系・遊戯王のデュエル動画やパック開封の動画を制作し、計200本前後を世の中に配信しました。遊びの延長で取り組んでいたので、YouTubeのチャンネル登録者も150名ほどで着地していたような気がします。中学3年生の受験をきっかけに動画の撮影などの作業から離れてしまいましたが、今度はお仕事で動画撮影や編集作業に関わるとは思ってもいませんでした。何かの縁だと感じています。

___このクリエイティブ業務での苦労エピソードを教えてください。

山本:YouTubeの動画は制作したことがありますが、Instagramのリール動画は制作したことがなかったので、最初はリール動画の編集作業に苦労しました。

字幕の入れ方や字幕の色合いなど、試行錯誤したことを覚えています。今でも苦労していますが、徐々に慣れてきて、今は素材集めに一番時間がかかっているかもしれません。撮影用のコートを確保するといった撮影環境を整えること。出演していただく演者を選定することなど。なるべく多くのスタッフを巻き込んだ企画・撮影がクオリティの高い動画が生まれる非常に重要な要素になると感じています。

___このクリエイティブ業務を通じて、今後、山本コーチがやってみたいことはあるでしょうか?

山本:まずは、ショット動画を配信し続けることです。

最近、支店の合同イベントがあり、少し撮影業務が滞っていました。単純に動画のクオリティを落とさず、数をこなせばフォロワー数5,000名越えもそんなに遠くないと感じています。とは言っても、どこかで反応が薄くなる時期が訪れるとは思いますが、今はこれまでの経験をフル活用して取り組むことに注力したいです。

一方、フォロワー数が増えることで、会社にとってどのような利益があるのかという視点を忘れてはいけません。会社にとっての一番の利益は、お客様の新規の獲得だと捉えています。これまでにGODAI亀戸のInstagramを見て体験レッスンに参加し、入会していただいた方が5名います。少ないと感じるか、まだその程度しか貢献していないのかなど、様々な捉え方がありますが、テニススクールやテニスにまったく興味なかった人が、私たちが発信している情報を見て興味を持っていただき、実際に当スクールに足を運んでいただいたことは、とても価値があることだと思います。

___話題を変えますが、最近、東京都江東区テニス協会主催の大会に出場されましたが、結果はどうでしたか?

山本:ベスト8でした。非常に悔しく、もう少し勝ち残れると思っていました。

改めて負けた原因を考えると、こういった公式試合での出場経験が不足していたことだと思います。一般企業が主催する1dayの大会は何度も出場したことがあり、緊張せず、余裕があるのですが、区や市のテニス連盟が主催する大会に、且つGODAIの看板を背負って出場した経験があまりなく、試合前から緊張し、試合中はまったく余裕がありませんでした。緊張で手が震えていました(笑)。

慣れない試合で、自分のことを応援してくれた方々の期待に応えられたかわかりません。それでも、GODAIのテニスコーチとして実践経験を少しずつ積み重ね、選手としても活躍できるコーチになるべく、今は覚悟を持って積極的に公式試合に出場しようと思っています。

___選手活動を通じて、レッスンに活かしていることは何ですか?

山本:GODAIのお客様は、比較的外部の大会に出場されるほど、テニス熱が高い傾向があり、ちょっとした空き時間のコミュニケーションのネタになりやすいです。

少し前までは、当スクール主催の大会に出場された担当のお客様から「この場面の時、どういうショットが良かったと思います?」など、よく聞かれていたのですが、試合経験が少ない自分はお客様の話を聞くことに専念していました。それがここ最近、外部の大会に出場する機会が増え、お客様の試合を見て少しアドバイスができるようになりました。テニスコーチとして恥ずかしい話かもしれませんが、これまで以上にテニスの奥深さを知り、それをお客様と共有し合えることがうれしいです!そして、自分のテニスがもっと上手くなるということにも気づいて、現在はテニスのことをちゃんと勉強しようという高いモチベーションで業務に取り組んでいます。

___GODAIでのお仕事で、一番楽しいと思う瞬間は何でしょうか?

山本:レッスン中にお客様が笑ってくれることです。

クラスが盛り上がって、楽しそうな姿を見るのが本当に好きです。常に心掛けているのは、自分が楽しくレッスンを実施することです。ちょっとした空き時間や、ここぞという時にお客様が少しクスっと笑っていただけるようなエンターテイメント性を発揮するようにしています。あとは、お客様と全力で打ち合うことです。コーチの立場ではありますが、お客様のレベルに合わせて球威の強弱をつけながら、いかにも自分がお客様の立場でテニスを楽しんでいるようにたくさん走って、声を出しています(笑)。こうすることで、おのずと自分が楽しくなってきますし、お客様の自分の姿に引っ張られて楽しくなっている姿をよく見かけ、お客様の満足度が高くなっていると感じています。

___将来はどのようなテニスコーチを目指したいでしょうか?

山本:多くのお客様から選ばれるコーチになりたいです。

最近、お客様に必要とされるためには、他のコーチには持っていないものとは何かについて考えています。考えた結果、まずは今よりもレッスンのテンポを速めようと思いました。レッスンのテンポを速めることで、お客様が取り組んでいただくメニュー数を増やすことができ、それによりお客様の運動量が増え、今よりも満足度が高くなるレッスンが実施できると思います。直近の課題として、テンポという観点からレッスンの質を高め、ファンの獲得に取り組んでいきたいと思います!

まだ24歳でありながら、テニスコーチとしてお客様から選ばれるコーチを目指しつつ、動画制作という自身の得意分野でも会社に貢献しようとする想いを今回伺うことができました。また、3歳の子を持つパパでもあり、30歳を超えたときに、どれほど素敵な社会人になっているか、とても楽しみなコーチです。

(記事作成者:坂口)

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